
第2回はフロント泥除けを装着します
今回選択した泥除けは本所工研社製・幅45mmの亀甲パターンの「H31-26CJ」
泥除けに対してタイヤの幅が約75%と、幅の寸法はばっちりと合います
商品名に「J」のついているタイプはJOINT方式・分割タイプですので、輪行のしやすさを重視したチョイスでもあります
分割タイプは、最初から泥除けステーやフレーム取付け部に加工がされており、取付けは容易になるのですが、自分が思った寸法に付けることが難しくもなります

クラウンとタイヤの隙間が今回は約23mmでしたので、潰し加工をそのままにしてしまうと、泥除けとタイヤの隙間が空きすぎてしまうので、加工前の状態に戻します
裏側から軽くハンマーで叩けば簡単に修正できます

このSAN MARCOSは、クラウン下に隠しネジは付いていませんので、クラウンダルマ(吊り金具)を装着します
クラウンダルマには、通常3mm厚のゴム製スペーサーがセットされているのですが、今回はクリアランスの大きいフレームでしたので、5mmのゴム製スペーサーを制作し取り付けます


クラウン下の取付け部は、泥除けの中で最も割れやすい箇所でもありますので、掛かる力が分散する様に、泥除けが変形しない様にΦ20mmの大型スペーサーをセットしてから締め込みます

使用するブレーキ(ダイアコンペBRS202)をセットして、泥除けとブレーキアーチが干渉しないかをチェック
今回は僅かにぶつかっていましたので、泥除けに力を加えて変形させています
カンチブレーキ・センタープルブレーキの時は干渉することは、あまり無いのですがサイドプルブレーキ・Vブレーキの時は干渉することが多くなります

加工済ですので、ダルマネジの取付け箇所は決まっています
穴の位置は後端部から8cm
大槻の取付け方法ですと通常は11cmの箇所・歴史的に見ると12cmの箇所が多いので、ずいぶんと下の位置に穴が開いています
ちなみにリア泥除けのダルマ取付け穴は後端部から15cmで、通常よりも上に開いています
個人的には違和感を感じるのですが、近年のNAHBSやアメリカンハンドメイドメーカーのツーリングバイクを見てみると、この位置にステーを付けていることが多くなっています
これは、ステーの角度をより多く付けたいが為だと思います
※今回のフロントステーは-25°もの角度が付きました
SOMAはアメリカンメーカーでもあるので、あえて現代アメリカンツーリングバイクのイメージを残す為、そのままの寸法で取付けました

トラディショナルと現代アメリカンハンドメイドツーリングバイクを、バランス良く取り入れた寸法を狙ってみました
次回はリア泥除けの取付けです・・・
追伸・・・この自転車に採用しました「リーベンデール・MAXY FASTY」タイヤのインプレッションが、O大学のI君(バレバレですよね(笑)桜美林大学の五十嵐君です)のブログに掲載されています
もちろん彼個人の感想ですが、非常に参考になります
そちらも是非ご覧ください リンクは下記に貼っておきます