2013年08月
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velocraft流スポルティフ作り その3

スポルティフ作り その3はフロント泥除けの取付けです


今回のフレーム用のキャリアは、フォークダボ穴の左右2点と泥除け2点止めのタイプです
サイドプルブレーキを取付ける時に多く用いられる形状ですが、フォーククラウンと固定されていませんので、前後のブレは泥除けの強度で支えることになります
ライトホルダー+泥除けのブレ止め+1kg程度の荷物であれば問題はないのですが、それ以上の荷重にはそのままでは耐えられません

今回は補強を付けて強度をUPさせた方法をご紹介します


取付ける本所工研H35-700Nのフロント部長さは850mm
700x26Cで使用する場合、長さはギリギリですので、長さを調整すること無く端部をカットします
前端部は、キャリア先端から6cm出る位置に穴を開けます
後端部は、いつも通り11cmの位置に2か所ダルマネジ用の穴を開けます


キャリアと泥除けを2か所ボルトで固定します
固定後、キャリアとフォークをボルトで固定し、タイヤのクリアランスを見ながらフォーククラウンの隠しネジの位置の泥除けに穴を開けます


自作の治具を利用してクラウン裏の穴を中心に直径25mmを平らに整えます
クラウンと泥除けの間に挟むゴムワッシャーを平らに接地させる為です
整え無くても、薄めのゴムワッシャーにすれば、タイヤクリアランスはキレイに出るのですが、ゴムワッシャーが経年劣化は割れやすくなるので、velocraftでは平らにしています


フォークに固定したところ5mm厚のゴムワッシャーで丁度良いクリアランスが実現出来ました
平らにしない場合には3mm厚のゴムワッシャーが適当だったと思います


泥除けとキャリアを一旦全て外し、泥除けのキャリア用穴2か所・クラウン裏用穴1か所に裏からステンレス板を挟みます
ステンレス板は、その1でご紹介した分割金具と同じ物を利用しています
2mm厚のステンレス板をつけることにより、通常のフロントキャリアに近い荷重が耐えられる様になります


ステンレス板を泥除け裏にキャリアと共締めで固定します
キャリアを付けたら、クラウン裏も同様に固定ます

後は、通常の泥除け取付けと同じ
ダルマネジを付け、ステーをカットし、修正を加えます


フロント泥除け終了!
パッと見た目はキャリアが泥除けで支えられた華奢でシンプルなデザインですが、小型フロントバッグを支える為の強度は十分に確保しています

大槻の個人的な意見ですが、小さくてスッキリしたデザインで非常に好きな形状
velocraftで販売するTOEIスポルティフでは、一番多く採用しています


続きは次回、パーツアッセンブルです・・・


☆☆☆年内営業時間のお知らせ☆☆☆

20日(木)・・・通常営業 
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22日(土)~24日(月)・・・通常営業
25日(火)~26日(水)・・・定休日
27日(木)~29日(土)・・・通常営業 終日大槻不在
30日(日)・・・通常営業
31日(月)・・・営業時間短縮 11:00~17:00


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