2017年09月
S M T W T F S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
velocraft流 ケルビム・スポルティフ作り(後編)

前回、ブラケットフードをちぎってしまい作業が中断してしまいましたが、大至急で代替え品を用意しました

今回こそは壊さない様に丁寧・慎重・確実にブラケットカバーを装着していきます


ハンドル・ステム・エルゴパワーを装着したら、ワイヤー類を通していきます

今回アウターワイヤーは日泉のクリアタイプを使用しています
最近新発売されたシフト用も同じタイプですが、ブレーキアウターと同じ形状でΦ4mmとシマノやカンパニョーロのシフトアウターと同径になっています

シフト調整が確実に出来る様に固めに作られている純正品に比べて、しなやかなアウターですので、テンションが掛かった時の縮みが気になりましたが、シフト時のレスポンスは1テンポ遅くなるものの、ほぼ問題無く11S変速してくれました

ブレーキも今回のフレームのリア内蔵は、フルアウター形式(トップチューブに穴が開いているだけで、加工が簡単で軽量)ですので、ブレーキのタッチはグニュッとして悪いのですが、実用上の問題はありません

この辺は、加工のしやすさ・見た目・性能で判断していきます
「こういう使い方なら、性能重視」「このオーナーなら多少性能を犠牲にしても、このワイヤーを使おう」「このフレームビルダーなら、こういう加工をして貰おう」など、検討する必要があります


フレームはシンプルにシフトアウターは割入りのアウター受けを装着していますので、アジャスト機能がありません

リアディレーラーにはアジャスト機能が付いていますが、フロントは別にアジャスターを取り付ける必要があります

その為、フロント側のみインラインアジャスターを取り付けています
様々なメーカーから発売されていますが、今回はカンパニョーロにしています


シフトブレーキを調整したら、余分なインナーワイヤーはカットします
勿論そのままでは解れてしまいますから、端部を処理しなくてはいけません
通常はインナーキャップをカシメて処理しますが、今回はハンダ止めにしています

リアディレーラー側やブレーキはライダーの体に接触する可能性が低いので、スッキリ見せる為にワイヤーが太くならない様に、何も付いていないかの様に見せます

フロントディレーラー側は脚に近い部分でもありますので、先端が尖っていると怪我をする可能性がありますので、端部にハンダを盛り水滴型にしておきます


バーテープは今は亡きフジトシの革テープをお持込されたので、普通に巻いておきます

その他サドルやシートピラーもお持込品を取り付けて・・・


完成!!!!

如何でしょうか?

フレームや組立て方法はトラディショナルにし、コンポーネント系でモダンに仕上がっています

フレームカラーや他パーツに比べて、バーテープの色が明るすぎますが、フジトシのバーテープは無塗装ですので、使用していくほどに色が濃くなり、最終的にはサドルのブラウンと同程度になるはずです

組立はこれで終了ですが、自転車の完成はオーナー様が時間を掛けてジックリと時を刻みながら仕上げていきます

どうぞ、良い旅を・・・

【参考価格】
フレーム&フォーク 約30万円(旧価格・現在は値上げされております)
Fキャリア 約2万円

« velocraft流 ケルビム・スポルティフ作り(中編) | メイン | スペシャルメイド自転車 ランドナーの本 »