2017年08月
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velocraft流組立て基本編 vol.2

ROYAL NORTON組立ての2回目はホイールを組立てていきます

650Aホイールですので、決して選べるパーツの種類は多く無いのですが、その中でもスタンダードなパーツアッセンブルを心がけていきます

ハブはシマノ・105(5800系)を使用します
オーダーメイドフレームですから、あまりチープなパーツは使用したくないですし、グランボア・ベロオレンジ等から販売されているハブは高性能シールドベアリングを採用している等の理由から若干高価

全体的はパーツアッセンブルの「格」を考慮してシマノのスタンダードコンポーネントの中で、唯一のシルバーパーツである105にすることにしました


リムはアラヤ・SP30を使用します
コチラも安価なシングルウォールですが、シンプルな形状で無駄な主張をすることなく、無難に仕事をしてくれます

650Aホイールの自転車ならどんな自転車に取り付けても違和感は少ないと思います


スポークはホシの#15(1.8mm)ステンレスプレーンタイプを使用します

アラヤ・SP-30リムは36Hしかありません
その為、若干細めの#15を使用することで、スポーク数の多さによる見ための「ウルササ」を無くす為の選択です

#15-16のバテッドスポークにして、更にスポークの存在感を薄くすることも出来るのですが、今回はノーマル仕様がコンセプトですからプレーンタイプを選んでいます

日本ではホシよりもスイスDT社のスポークを有り難がる傾向が有りますが、性能としては遜色ないと思いますし、圧倒的に入手性が良いホシをvelocraftでは全車に採用しています
※DT社をご指定の場合を除きます





velocraftで「普通」の組み方というと、上写真の様になります
1・リムのラベルは右側(ドライブ側)から読める向き
2・イタリアン6本組み(アヤの取り方)
3・バルブホールから除くとハブのラベルが見える

勿論、オーナー様から指定がある場合にはソチラを優先して組み立てています
8本組みやJIS組み等組み方は様々ですし、リムの向きは左からラベルが見える方が良いと思うこともあるのですが、リム制動(リムにブレーキシューを押し付けるブレーキシステム)の場合にはツーリングバイクに限らず、全ての車種において最も普通だと思います

また、今回のスポーク長はフロント282mm・リア右側278mm・リア左側280mmを使用して丁度良くなっています

スポークテンションは基本強めに張っています
11S用のリアハブを使用していますが、その際には特に強めに張る必要があります

リアホイールはオチョコ量が大きい為、右側をネジがなめるギリギリ手前を狙っています
そうしないと左側のテンションがかなり緩めになってしまう為です
ハブによってはお客様から「緩めに張って」とご指示頂くことも稀にありますが、このハブの場合にはそれは不可能です
チョットでもテンションを弱めると確実に左側のテンションが足りなくなり、ニップルの緩みが容易に考えられるからです
乗り心地云々よりも振れないホイールの方が断然重要ですからね

振れにくいホイールにする為には
1・全てのスポークのテンションを均一に近づける
2・オイル等が付かない様に注意する(チェーンのオイルが飛び散っている自転車を良く見かけます)
3・常識的な範囲で(1000N程度)高テンション
4・スポークに捻じれが無い

完成時に多少の振れが出ていても、それ以上振れが大きくならないなら問題は無いと思っています(振れの範囲は0.5mm程度まで)
完成時に振れが0mmである必要はありません
それ以上にスポークテンションの高張力と均一化の方が重要だと思います


組立てが終了したら、リムフラップを装着
SP-30の場合にはveloxの10mm幅コットンテープを使用しています

ゴム製やバーテープを半分にカットした物と比べて丈夫で、ニップルの露出の可能性を減らしてくれます
このリムフラップが再登場してから、幅の種類も豊富でリムフラップに関して悩むことが無くなりました
いつも愛用しているリムフラップです

但し、一回使うと再利用は出来ませんので、基本使い捨てとなります


タイヤはフレームが指定しているパナレーサー・コルデラヴィを使用します
チョットしたダートが有る場合にはサイドが強化されたアメサイドを使用しますが、今回は軽量タイプのオープンサイドを使用しておきます

フレームが決まっている=タイヤが決まっているのが、オーダーメイド車ですので、素直に従うしかありません

続きます・・・

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