2017年06月
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
velocraft流組立て基本編 vol.11

組立て紹介も、もう11回目
いよいよパーツをアッセンブルしていきます

まずは、前回紹介のギア系を付けていきます
先にハンドルバーを付けてしまうと、作業中に回転してフレームを傷つけてしまうかもしれませんし、サドルはダミーのシートピラーを付けていますので、作業手順としてはギア系が効率よく作業出来ると思います


まずはスプロケットを取り付けますが、今回使用している5800系105のリアハブは基本11段用ですから、10段スプロケットを装着する場合には上写真の専用スペーサーをフリーボディ奥に入れておく必要があります
スペーサー自体はハブに付属していますので、箱から出したときに無くさない様に


スプロケットをハブに差したら専用の工具で固定していきます

シマノの指定トルクには幅があるのですが、velocraftでは基本中間位の40Nmでトルクレンチを使用して固定しています

最近は自転車店ではトルクレンチの使用も当たり前になりましたよね
逆に一般ユーザーの方も普通に使用しますので、コスト的な負担は増えてしまいました


BBはスギノのCBBALを使用します
タンゲ・LN-7922やシマノなどからも対応BBは販売されていますが、スギノは最初から緩み止めが塗布されていて、緩みやキシミが少ない様に感じます
転がり抵抗は計測した訳ではありませんが、各社そんなに違いは感じません

また、スギノの同タイプは他社よりも中央部の直径が小さいので、ダイナモコードやシフトワイヤーを通す際には非常に有用なBBです
※毎回現物確認をしています 不可の場合もあります


BBのネジと左ワンの内側にグリスを塗布します

スギノの説明書にはグリスを塗布するとも塗布しないとも記載されていませんので、どちらでも良いのかも知れませんが、防錆効果を意識して今回は塗布しています

シマノのBBはグリスを塗布するタイプと、してはいけないタイプがありますし、近年のカンパニョーロは塗布してはいけない物が多いので、取付けの際にはお気を付けください

昔ながらの自転車組立てのイメージだと「BB取付けネジ=グリスを塗布」なのですが、近年は昔の常識が非常識になってきているので、戸惑うこともしばしばありますね

各社説明書がありますので、その都度説明書でご確認ください
説明書の内容だけでは解らない事もあるので、その際はメーカーに直接問い合わせるのがベストですが、、同様のシマノ部品の説明書を確認して、それに合わせてしまうこともあります


BBネジの取付けは必ず最初のうちは(今回の場合緩み止め直前まで)手のみで締めていきます

最初から工具を使用してしまうと、ボルトが捻じれてナナメに締ってしまうことが多い為です
BBのネジは非常にネジピッチが細かく、ナナメに入りやすいので特に注意が必要です

大槻もBBがナナメに入った自転車や、それが原因で廃車になった自転車を数多く見てきました
恐らくユーザーが考えている以上に多く起こるトラブルだと思います
※新車のメーカー完成車でも充分起こり得ることなんです・・・


今回のBBは右側から締め付ける必要がありますが、ボルトを締めていくと、塗布したグリスと元々付いていた緩み止めがはみ出してきます


BBを締め切るチョット前の段階で一旦止めて、はみ出た緩み止めとグリスを拭っておきます

折角BBフェイシングをしたのに、こんなゴミが間に挟まっていたら何の意味も無いですからね


勿論最後はトルクレンチで固定します
今回はメーカー指定の中間値60Nmにしています

トルクレンチを使用する場合は、ネジの目立てがしっかりしていないと雄雌ねじ同士の摩擦て適切な軸力が得られません
ネジの摩擦が大きすぎると適正なトルクで締めても適正な固定力にはならない事をご承知置きください

大槻が仕事をし出した頃は「ネジはキツイ方が緩まなくて良い」なんて言っていたのですが、完全に間違いですよね


次にリアディレーラーを取り付けます
使用するマイクロシフトのディレーラーは取付けボルトがアルミ製ですので、適切なトルク管理が必要です

5mmアーレンキ1本の作業なので、ココは簡単ですよね



リアディレーラーを付けたらリアホイールをハメて、この段階で、トップ位置とロー位置の調整をしておきます

そうすることで、チェーンの取付けが容易になりますし、シフトワイヤーを張った状態でのディレーラー調整でリアホイールとの干渉も防げます

まずはパーツを全て取り付けてから調整では無く、必要な箇所は取付けと同時に調整が必要です
勿論、現段階での調整は仮調整なので、最終的な調整は後で作業することになります

とりあえず今回はこの辺で、続きます・・・

« velocraft流組立て基本編 vol.10 | メイン | velocraft流組立て基本編 vol.12 »