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ビアンキ アンコラ

velocraftでは、吉祥寺時代では売り場面積やコンセプト上扱えなかったジャンルにも取り組み、更なるツーリングバイクの発展を目指して行こうと考えております

その第1弾として、ビアンキの700Cツーリングバイクであるアンコラを展示販売しております

アラヤや丸石などの国内マスプロメーカーで発売されているツーリングバイクは、好き嫌いこそあれ、それぞれ良く考えられて大槻としても最初の1台~2台目としてオススメしてきました
完成車ストックのままでも、カスタムのベースモデルとしても秀逸だと思います

しかし、その他の国内デザインメーカーのツーリングバイクには疑問を感じてきました
クラシカルなデザインに傾倒するあまり、本来必要な乗り易さや目的の明確化が蔑ろにされてしまっています

その中のひとつが今回ご紹介するビアンキ・アンコラです

700x28Cタイヤを履き、4600系シマノティアグラでフロント3段ですから30Sギア比もローギアを中心にセッティングしてあり、平地20km/h前半で登りが7km/hを下回る様な速度で扱いやすくなっています

ダイアコンペのワイヤー上出しブレーキレバーにWレバー、泥除けはアルミ製とクラシカルな雰囲気を出しています

実際、旧velocraftでも多くの改造やグレードUPをお手伝いしてきました


マスプロらしく泥除けとタイヤのクリアランスが広いので、太めのタイヤ(700x32C程度)が履けそうですし、実際のクリアランスは充分にあります

しかし、標準装備のカンチブレーキはVブレーキ用の長いシューが付いており、アーチワイヤーを外すとフォーク裏側と干渉し、アーチが広がってくれません

700x28Cでしたら問題はありませんが、太めのタイヤを履かせるとタイヤの空気を抜かないとタイヤは外れてくれません

700x28C以上は使用しにくい設定になっているのなら、この広いクリアランスは全く必要は無いはずですよね
逆に細いタイヤに付け替えた時に違和感が少なくなる様にクリアランスを詰めておくべきだと思います

また、700x28Cで空気を抜かずにタイヤを取る為に通常よりもフォーククラウンの幅が広くなっています
泥除け幅とタイヤの太さから考えてクラウン内側寸法は10mmは縮めた方が恰好良くなるはずです
クラウン自体は過去にvelocraftでも使用したことのあるクラウンですが、その際には35~38mm幅のタイヤ用に使用していました

改善策として、シマノのBR-CT91やグランボアのMrコントロールカンチへの換装が良いでしょう


標準で装備されているブレーキアウターが短過ぎます
上写真は納品時から一切短くカットしていません

この様な事は国内メーカーのマスプロ車でも稀に起こることですが、シマノ製のアウターワイヤーであったり、無印の黒いアウターであることが殆どですから、店在庫のアウターに交換してしまうのですが、アンコラは珍しい金色のアウターを使用しており、他のアウターに換装するとカラーが変わってしまい、展示販売ではカタログ写真との矛盾が起きてしまいます

メーカー側はしっかりとアウターワイヤーの長さも設定して貰わないと困ります
ワイヤーの長さ設定が出来ないなら長く取って貰えば、ショップ再度で短く調整しますので

改善策として、カラーリングを諦めて頂き他のアウターワイヤーへの交換となります


フロントの泥除けが短すぎます

前輪を外した時にフォークエンドを地面に付けて泥除けが地面にヒットしない様に短くしているのでしょうが、それでもまだ5cm以上は長く出来るはずです

泥除けは、よく背中が汚れない様にと考えてフロント側を蔑ろにしてしまうパターンがあるのですが、大槻は最も重要なのはフロント泥除けの後端部と地面とのクリアランスだと思っています

当ブログで何度か書いていますが、フロント泥除け後端部と地面とのクリアランスは14cm位がベストだと思っています
そうすることで、脚や靴の汚れ方が全く変わってきます

改善策としては、泥除けを適正な長さの物に交換するしかないでしょう
※旧velocraftで最も多かった作業です

その他にもいくつか改善すべき点はあるのですが、とりあえずは代表的箇所をご紹介しました

では、なぜオススメしてこなかったビアンキ・アンコラを販売し始めるのか??

ストックのままではオススメ出来ないですが、いくつかパーツを交換・改善して貰えれば、充分使用可能なツーリングバイクになるから
今までは店内のスペースの問題でストックのままでオススメ出来る自転車しか在庫してきませんでしたが、これからは展示台数も増やせるので、ストックのままではオススメ出来ないけど、改善出来る自転車も販売して行こうと考えたからです

但し、マイナス面をお客様にしっかりとご理解頂いた上でご使用頂きたく、しっかりとご説明はしていくつもりです
恰好だけで選んでしまい、後から後悔したでは申し訳ないですからね

勿論、国内デザインをしているメーカー側へも引き続き改善を促して少しでもお客様のお役に立ちたいとも思っています

以上、新velocraftの新たな挑戦のひとつをご紹介しました

是非、店頭でご確認くださいませ

【価格】¥160,000-(税抜)

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