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LIV エスケープR3W XXS入荷

ジャイアントが送るレディースブランド「LIV」
ピュアなロードレーサーからシティサイクルやアパレルまで幅広く展開されている総合ブランドから、エスケープR3のレディースバージョン・エスケープR3W ブルー 350mmが初入荷

単なるエスケープのサイズダウンモデルという訳では無く、レディースモデルらしく、サドル形状やステム長・クランク長を調整し、適応身長140cm~と700Cホイールの自転車としては、驚異的なサイズを誇っています

適応身長とは乗車可能なギリギリのサイズですから、丁度良いのは145cm位~になると思いますが、これなら小学生中高学年でも成長次第で充分に乗れるサイズ

クロスバイクが欲しいけど小柄でサイズが心配という方は、実物を店頭で跨って頂きサイズの確認が可能です

是非、ご来店ください

【価格】¥50,000→¥47,500-(税抜)

------------キリトリ--------------

レディースモデルということで、一般的には「女性にも使いやすく~~」とか「可愛いデザインの~~」というスペック以外の紹介が多くなりますが、チョットvelocraftっぽく、フレームの設計について見てみました

カタログの寸法を元に、足りない部分は実寸で測りましたので、正確では無く1~2mmの差はあると思いますが、CADデータに起こすと・・・


こんな感じになりました
ちなみにトップチューブのスローピング角度は約25°とかなりの傾斜

大槻が通常オーダーメイドのツーリング車を設計する時はフロント~センターを最も重視するのですが、今回は576mm
トップチューブ長がホリゾンタル換算で500mmですので、フロント~センターを確保する為にヘッドアングルとシートアングルをそれぞれ70.5°・75°とかなり弄っています

最近JIS規格が変更になり、トークリアランス(ペダル軸中心から前輪後端部(又は前泥除け後端部))が89mmから100mmになりましたが、今回は約115mmとトークリアランスは確保されています

但し、泥除けを取付けると20~25mm程ペダルに近づきますので、JISで定められた基準を下回ってしまいます
その為、この自転車は泥除けを装備しないことが基準になっているのでしょう

トークリアランスを確保する為と小柄な方でもペダリングがしやすい様にクランク長も160mmとなっています

トークリアランスはペダルを漕いでいる時に、足と前輪がぶつからない為に必要ですが、ロードバイク等は、ハンドルを切った時にペダルを止める事を前提として、あえてトークリアランスを確保していない場合もあります
ライダーのテクニックに安全性を依存する形ですね

しかし、トークリアランスが115mmであってもシューズのサイズによっては前輪と接触してしまいます
実際にはどの位のシューズサイズまでOKなのでしょうか?

一般的なスニーカーを履いて、ペダル軸の上に拇指球が乗る様な適正値でペダリングしたとして、計算してみます


上図はシューズサイズ25cmです
ギリギリタイヤとシューズのクリアランスが確保されています

つまり、適正な拇指球で踏んでもシューズサイズが25cmが限界で、若干土踏まず側でペダリングをしてしまう方ですと、23~24cm位までだということ

適応身長が140~ですから問題になることは無く適正な数値と言えると思います
シューズと前輪が干渉せずにテクニックがなくても安心して乗車出来るジオメトリーになっています

しかし、その為にヘッドアングルを70.5°まで寝かせる必要があり、ハンドリングに影響がでています
トレイル値が69mmとなり軽快なクロスバイクのはずが、MTBに近いハンドリングになっています
真っ直ぐ進みやすくなりますが、小回りの効いたハンドリングは望めません

トレイル値を適正にするなら、ヘッドアングルを71°にしてフォークオフセットを55mmに増やした方が良いと思うのですが・・・


フロント~センターが1mm伸びて、トレイル値が61mmになりました
ロードバイクなら55~60前半位が一般的ですので、ロードバイクに近いハンドリングが実現出来ます

では、なぜメーカーはフォークのオフセット量を変化させないのでしょう
明確な答えがある訳では無いのですが、恐らくはコストの問題だと思います

フォークブレードのオフセットを長く取り、フォーク長(直線距離)を変化させない為には、フォークブレードを長くする必要があります

50mmオフセットで制作したフォークを力で5mm曲げを深くすれば良い訳ではありません
フォーク長(直線距離)を変えない為にフォークブレードを長くしなくてはなりません

その為に全く別のカットした部材を用意しなくてはならず、制作の手間も増えて、在庫リスクも増える為、フォークの種類を増やさないのだと思います

この方法はジャイアントだけでは無く、殆どのメーカーが行っていることですが、あまり情報として目にすることも無いので、今回あえて書いてみました

勿論、ユーザーはこんなことを覚える必要もありませんし、僅かな差なのも解っていますが、こんな事も知った上で販売することでユーザーの満足度も変わると思っています

ツーリングバイクだけでなく、是非クロスバイクもvelocraftへ!

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