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velocraft流TOEI泥除け取付け vol.4

TOEIスタンダードフレームへの泥除け取付け第4回
今回で、前泥除けは終了します

前回泥除けの加工はおしまいと書きましたが、1点忘れていました
クラウン部の取付け箇所を平らにする作業があります


自作の治具を万力に挟みます
治具は鉄製のΦ20mmの棒を半分に切り、一方にはM5ネジを埋め込み、もう一方にはM5ネジが入り込む穴を開けておきます

ネジを埋め込んだ方を万力に固定し、ボルトを泥除けのクラウン部に取り付ける為に開けた穴に差し込みます


後は、上からもう一方の穴が開いた治具を重ねて、ハンマーで叩くだけ

この作業をすることで泥除けが約2mm潰れて、泥除けとタイヤのクリアランスを広くします
この後5mm厚のゴムパッキンを間に挟むので、先に付けたキャリア付近のタイヤと泥除けのクリアランスが、ほぼ同じになる計算です

TOEIの場合は「クラウン下寸法」が精度良く仕上げられているので、特にクリアランス調整をこれ以上することはありませんが、クラウン下の泥除けを変形させない場合は3mm厚のゴムパッキンにしたり、他のフレームですと現物合わせでパッキンの厚みを変える等の工夫が必要です


こんな感じになればOKですが、泥除けを変形させることで開けた穴の直径が小さくなることがありますので、リーマー等でM5ボルトがスムースに入る様に再調整する必要があるかもしれません


取付けボルトにΦ20mmの平ワッシャーを挟み込みフォーク裏に固定します

平ワッシャーはΦ20mmに固執する必要はありませんが、なるべく大きめのワッシャーを入れた方が泥除けの割れる確率が減り、長持ちしやすいと思います


キャリアとクラウン部を固定してホイールをセットします

この時点でキャリアとクラウン下のクリアランスが均一になっているか、泥除けのカーブがタイヤと沿っていて、後端部のクリアランスも他所と均一になっているかをチェックします

キャリアとクラウン下のクリアランスが違えば、パッキンの量や厚みで再調整し、後端部のクリアランスが違えば、泥除けのカーブを曲げ直します

理想的には泥除けの後端部を手で持たずに話しても、全か所でクリアランスが均一になっていることです

この後泥除けステーを取付けますが、ステーの固定で無理やり泥除け本体を曲げて取り付けると、後から変形してくる可能性があります
いわゆる「残留応力を無くす」作業ですね

泥除け取付けの中でも、最も難しい部分だと思います


フロントホイールのクイックを外して、ホイールを輪ゴムや紐でフレームと固定してから、ダルマネジやステーを泥除けに固定します

その時に仮止めだからとネジを手で締めるだけでなく、キチンとトルクを掛けて締めておきます

そうすることで、泥除けステー部のダルマネジで泥除けを変形させて、適正な位置になります
ここで、手を抜いて手で締めるだけで泥除けを変形させないと、ステーの長さ出しがズレてしまいます
恐らく1mmは狂ってしまうでしょう
少しでも適切なクリアランスになる様に面倒でもキチンと固定します


ホイールのクイックを外したのは、ステーをカットする前は長いのでクイックと干渉してしまう為です

フォークエンド側もダルマネジで固定します
勿論、しっかりとトルクを掛けて締め付ける必要があります


4か所全てのダルマネジを固定しつつ、左右のバランスやタイヤとのクリアランスを調整します

特に左右のバランスは右側からも左側からも見ておきます
右側ばかりで判断してしまうと、意外とズレているものです


ステーの長さが決まったら印を付けてから一旦ダルマネジから外します

バイス等に挟み込み金ノコでカットします
金ノコで切っただけではバリも出ていますので、ヤスリでキレイに均しておきます
僅かに角を面取りするのも良いですね

ポリッシュタイプのステーを今回は使用しているので、他所と同じ様に断面も磨き上げると更に丁寧な仕上げになります


ココまで来たら一旦泥除け全てを分解し、ピカール等の研磨剤で磨き上げます
指紋や製造時に付いたオイル等を全て除去します

泥除けを一旦外さないと細かい箇所は磨けませんので、外して磨くことをお勧めします


磨き終わったら、全てのパーツを最終取付け

なるべく泥除け本体を触らない様にボルトは全てしっかり固定し、クリアランスや左右のバランスをチェックします

完成したら、再度チェックします
少し離れた箇所から見たり、上から見たり、覗き込んでみたりと角度を変えてチェックします

問題が無ければ、これで前泥除けの取付けは終了

如何ですか?慣れれば1~1.5時間位の作業ですが、最初は1日掛けるつもりでジックリ作業した方が良いと思います
TOEIフレームは精度が高いので悩む必要が無く調整も楽なので、取付けは他社製やマスプロ車よりも圧倒的に簡単に出来ます

もしこれから泥除け取付けをしてみようということでしたら、最初はTOEIフレームで作業することをお勧めします

次は後泥除けを取付けます
続きます・・・

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