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velocraft流TOEI泥除け取付け vol.6

TOEIスタンダードフレームへの泥除け取付けの6回目
後泥除けの取付けの続きです

前回で泥除け本体がフレームへ仮付けした状態になりましたので、次は後端部の長さを決めていきます


後端部の長さは基本ハブ軸の地上高と比べてどの位高低差を付けるかで決めていきます

まずは、タイヤを含めたホイールの半径を測ります
おおよそ340mmですね

泥除けの後端部を地上高340mmに合わせれば、ハブ軸と地上高が一致する訳です


泥除けのカーブを調整し、タイヤとのクリアランスはキッチリ出ているはずですから、単純に後ろ泥除けの地上高を測ればOK

今回の場合は約320mmでしたので、そのままだとハブ軸-20mmという訳ですね

ランドナーの場合、基本はハブ軸上1~2cmの長さにしていますので今回は350mmに設定しました

この長さは、キャンピング等の重厚感ある自転車の場合にはハブ軸と同じ高さ・スポルティフ等の快走車は短めにセットしています
但し、本所工研の泥除けの長さの都合で700C等の大型車輪の場合には、長さが足りずに高くなり過ぎることもありますが、基本その場合は諦めています
※分割式の場合は2本つなげて対応可能です

ブルベ等で雨の中集団走行する方へは長めにセットし更にマッドフラップを装着することもあります
後泥除けにマッドフラップは個人的に恰好が良いとは言えないと思っていますが、実用上大変有効なので、集団走行をするなら是非付けて頂きたい装備ですね
ロードバイク等の泥除けが無い自転車ですと、雨天の集団走行は前走者の泥はねがきつくて視界が悪くて危険ですよね
そんな場合は、汚れるのは仕方がありませんが、レンズが広めのアイウエアで視界の確保を最優先にしてください


位置が決まったらフレームから外して、前泥除けで使用した型紙替わりの切れ端を当ててケガキ針等でカットする位置を決めます


まずは金ハサミで大胆にカットします

その時に両端の耳が付いている部分は、どうしても潰れてしまうので5mm程ケズリシロを残してカットするのがポイントです

ヤスリで削る分には耳が潰れる様なことは、まず起こりません


前泥除けと同様にヤスリでケガいた線に合わせて整えていきます

これで、前泥除けの前端部と後端部・後泥除けの後端部の3か所が同じ形状になり、見ためが良くなりますね


前泥除けの時と同じ様に、先端部分から11cmの箇所へマスキングテープを貼ります

基本のステー位置は前後それぞれ、後端部から○○cmと揃えています

ステーの角度の見ため上、前後が揃っていた方が個人的に恰好良いと思っていますが、最近のフランス源流のトラディショナルツーリングバイクの様式美を通っていない、アメリカ系の自転車は、前側は短めに後側は長めに取ってるのがトレンドの様ですね
前は5cm・後は20cm位に大胆に角度を付けている自転車を拝見することがあります

veloorangeの泥除けは加工済みタイプなので、前後高さの違う位置にステー用の穴が開いていますね



後は千枚通しなどで小さく穴を開けてからリーマーやドリルでΦ5mmの穴を開けてあげればOK

モチロン、バリ等も取り除いておきます


泥除けを一旦フレームに戻し、ダルマネジを取付けステーを通します

TOEIオリジナルエンドの場合は、長すぎて突き出たステーとクイックレリースも干渉しませんので、前輪と違い普通に後輪を固定していますが、エンドの種類によってはぶつかることも多くありますので、その際には前輪同様輪ゴムや紐でホイールを固定してからクイックレリースのシャフトを抜いてから調整してください

繰り返しになりますが、必ず位置調整の際は全てのネジをしっかり締めた状態で行ってください
中途半端に手締めだけですと、簡単に数ミリ位置が狂ってしまいます

ステーのカットする部分が決まったら、金ノコでカットしヤスリで断面を前泥除け同様に整えてください


これで、全ての加工が終了しました

各パーツをフレームに装着する前にピカール等の研磨剤で、キレイに磨き上げておきます

その後全てのパーツを組み込むのですが、今回はココまで
続きます・・・

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