2017年10月
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こんな旅自転車を制作しました   

トラディショナルなツーリングバイクの制作が多いvelocraftですが、久々にロイヤルノートン製フレームでミニベロのご注文頂いたのでご紹介
パーツ類は殆どがお客様のお持込品を利用しています

406サイズの20インチホイールにツーリングバイクらしく、前後の小さめキャリアを付けています

勿論、ツーリングバイクのアイデンティティーである光り輝く本所製の泥除けもセットしています
泥除け長が長過ぎますが、オーナー様の指定なのでご指示に準じて組み立てています
今後気が変わって長さ調整をすることになっても、泥除けを買い直さずに今使用している泥除けをカットすることで、大槻が普段作業している泥除けの長さに変更が出来る様にしてあります
その為、リアの泥除けステーは地面に対して若干下向きになっています
適当に取り付けたから、この位置になってしまった訳では無く、理由を持ってこの位置にしていますので、ご理解ください(言い訳っぽいですが(笑))


ミニベロを制作する際に最も注意しなくてはいけないのがフロントディレーラーの位置

通常の26~27インチ車輪と違いミニベロはホイール軸に比べてBB位置が地上から測って高い位置に付くので、シートチューブとチェーンステーの角度が90°前後まで広角になります

今回使用しているディレーラーは旧105ですが、使用可能な角度は63~69°(だったと思います、大槻のあやふやな記憶です(汗))

そのままでは使用出来ませんから、各ビルダーさんの個性が出てくるところ
ロイヤルノートンは通常の直付け台座を角度を大きく付けて(寝かせて)台座とフロントディレーラーの間に2cm程のスペーサーを入れた位置の調節をしています

オーダー時に、使用するチェーンリングの大きさ等を指定していますので、フロントディレーラーとスペーサーと直付け台座の位置が綺麗に揃っているのが綺麗ですね

また、インナーワイヤーの処理はお客様からの指定で、エンドキャップの取付けで作業しています

通常はスポーツ・シティ問わずインナーワイヤの処理はエンドキャップが普通ですが、シマノ製のエンドキャップは大型であまり恰好良いとは思っていないので、小さめの目立ち難いタイプを使用しています
コチラは通常在庫していませんが、ダイアコンペ等から発売されています(お取り寄せ対応となります)

このロイヤルノートンを制作するチョット前に組み立てたTOEIもお客様のご指示でエンドキャップで処理をしました
TOEIの場合は特にご指示が無い場合はハンダで処理をして、見ためをスッキリさせるのが大槻流なのですが、お客様から「チープに見せたい」とのことでエンドキャップを使用しました

2台続けてのご指示だったので、最近流行しているのでしょうか??


シフトレバーはトップチューブにWレバーを取り付けています

ワイヤーはシートチューブの脇にフロント&リアシフト用に細いスチールの管をロウ付けしてディレーラーに向かっています

リアは特に問題は無いのですが、フロント側はロード用のフロントディレーラーですからダウンルートなので、シートチューブ下側に滑車を取り付けてワイヤールーティンを適正化しています



キャリアも勿論このフレームに合わせてオーダーで制作しています

普通のフロントバッグやサドルバッグを乗せるには位置が合わないですが、バッグ無しの状態で、キレイに自転車がまとまる位置になっていると思います
このキャリアについてはオーナー様の綿密なご指示を頂いたので、悩むこと無く制作が出来ました

【価格】約17万円(フレーム&フォーク&キャリア)
※今回はパーツ類がお持込の為正確な完成車価格を算出することは出来ませんが、おおよそトータル40万円前後となると思います

こんな感じでミニベロにはミニベロの独特なノウハウが必要になりますので、正確な設計をしてからのご発注をお考えの方ははご注意ください

勿論イメージだけをお伝え頂ければ、完成するまでお手伝い致しますので、難しいことは考えずに「こんな感じで!」でOKです
お任せ頂くところはお任せ頂き、そうで無いところは良い自転車が出来上がる様に様々なご提案を致します

是非、オーダーメイド車はvelocraftへ!!

補修用シートピラー

スチール製フレームのシートピラーはサイズが結構限定されます

シートチューブ径がΦ28.6mmですから、カイセイ022を使用するとシートチューブの厚みは下部のBB~フロントディレーラー付近が0.9mmでシートピラーがハマる上部が0.6mm
28.6-0.6x2=27.4mmとなりますので、シートピラーはΦ27.2mmを使用します

Φ27.4mmの穴が開いているとΦ27.2mmだと一見緩そうでガタツキが出そうですが、実際にはシートチューブ上部はトップチューブやシートステーが重なる点なので、ロウ付けの際に熱でパイプが変形してしまい完全な真円で無くなりますし、Φ27.4mmの穴にΦ27.4mmの棒はそもそも入りません

実際にフレームを制作すると解りますが、熱変形量は意外と大きなものなので、本来Φ27.4mmの穴が開いているはずなのに、そのままではΦ27.2mmのシートピラーは、まず入りません
毎回シートリーマーで内径を削って広げるのが一般的です

しかし、ある時東叡社に0.6mm厚のシートチューブを含むパイプセットを持ち込んでフレーム制作をお願いした時「0.6mm厚でΦ27.2mmのピラーだと隙間が多すぎてキレイにシートピラーが入らないんだよね~ 肉厚のパイプを使用してリーマーで広げる方が良いよ~ 0.6mm厚でも出来なくは無いけどね~」と言われたことがあります 随分前の話しですが・・・
コレッて結構驚異的な話しなんですよ

なので、velocraftで承るフルオーダーで人気のレイノルズ531や631の場合には、肉厚が0.8-0.5-0.8のダウンチューブ用のパイプをシートチューブにも採用0.8mm厚のシートピラー周辺の肉厚をリーマーで削って調整して貰っています
フレーム作りの手間は掛かると思いますが、その方がよりパイプの選択肢が増えますからね

また、ラグレスフレームの場合にはシートバインダーを使用しない場合にはΦ26.8mmのシートピラーを使用して強度を保ちます
経験的にΦ27.2mmのシートピラー径で制作してもそんなにトラブルは有りませんが、念の為に丈夫な仕様にしておくのは大事なこと
そんな時は
(28.6-26.8)÷2=0.9mm
0.9mm厚のシートチューブを使用しリーマーで削って調整をしていきます
カイセイなら022のダウンチューブをシートチューブにも使用するのが一般的
勿論、カイセイにオリジナルのバテッド位置を指定して制作しているフレームビルダーも多くいます

昔のハイテン時代のパイプは1.0mm厚が一般的でしたので、シートピラー径はΦ26.4mmが多かったですね

その後アルミやカーボンなどの新素材系フレームが登場してから決まったサイズのシートチューブ径という訳では無くなりましたので、本当に様々なシートピラー径が登場しています

最近は専用のシートピラーしか取付けが出来ない設計であったり、汎用のシートピラーならフレームの内径を調整してΦ27.2mmやΦ30.9mm・Φ31.6mmで殆ど対応出来る様に規格も統一されてきました

しかし、90年代~00年代初めは規格が乱立していましたし、その頃のMTBやクロスバイクの修理も多く承ります

そんな時にシートピラーのサイズが無くて困ることもしばしば

そこで、台湾カロイのシンプルなシルバーのシートピラーで長さ350mmの物を各サイズご用意しました

現在(H29年7月24日)在庫サイズは・・・
Φ25.0mm
Φ25.4mm
Φ25.6mm
Φ25.6mm
Φ25.8mm
Φ26.2mm
Φ26.4mm
Φ26.6mm
Φ27.0mm
Φ29.0mm
Φ29.4mm
Φ29.6mm
Φ29.8mm
Φ30.0mm
Φ30.2mm
Φ30.4mm
Φ30.6mm
Φ30.8mm
Φ30.9mm
Φ31.2mm
Φ31.4mm
Φ31.6mm
Φ31.8mm

以上、怒涛(笑)の在庫数です!

お探し方・お困りの方、是非どうぞ

【価格】¥2,500-(税抜)

GP ライトアダプター

トピーク・アデプト・エルゴン等を輸入する株式会社マルイがプロデュースするGP(GIZA PRODUCTS)のライトアダプターが入荷致しました
カラーはブラック・シルバーの2色

キャットアイを始めとしたバッテリーライトは殆どがハンドルバーに装着する様になっていますので、フロントバッグを装着した自転車には不向き
そこで、カンチブレーキ台座にパイプ状のアダプターを装着してライトを取付けられる様にしたのが、このパーツ


上写真はビアンキのツーリングバイク・アンコラ
フロントキャリアには天板下にM5ナットが2か所ライト用ダボが付いていますが、現行品でM5ボルト2か所止めライトはキムラ製作所のハンドメイドライトのみ
取扱い店も少ないですし、生産量も極少なので入手困難で、明るさも超高光度という訳でもありません
つまりアンコラはフロントキャリアを装備しているツーリングバイクでありながら、ライトの装着を考慮していない設計となっている訳です

そこで、このライトアダプターを装着すれば、ハンドルに取り付ける殆どのライトが装着可能になります
※ブレーキに干渉する場合がありますので、現物確認をお勧めします

勿論、Fキャリアを使わないオルトリーブやリクセンカウル等のフロントバッグを装着しているカンチブレーキ(Vブレーキ)装着車にも相性良し

ライトの装備箇所で悩んでいる方には、便利なグッズだと思います



更にL型金具を外すと、クイックリリースに取り付けることも可能です

但し、ライトは車体の下の方に取り付けると照射光が縦長になってしまい、光が分散しますから使いやすくはありません
どうしても取付けが出来ない時の最終手段としてお考えください

このクイックリリースに取り付けるタイプのライトアダプターは、チョット前までニットウやveloorangeの製品があって良く使用していたのですが、現在は廃番で入手不可に
その後、代替えとしてクロップスを在庫していましたが、デザイン的に気に入らず更なる代替え品を探していました
※クロップス製の店頭在庫は終了しました(お取り寄せの対応は可能です)

シンプルなGPのデザインは、なかなか良いと思っていますがアルマイトの仕上げが安っぽいので、アルマイトを落としてビカビカに磨き上げたくなるのは、大槻がマニアだからでしょうか(笑)
※アルマイト剥がしは、メーカー保証が受けられなくなる改造ですので、ご自身の責任で行ってください

【価格】¥1,100-(税抜)