2017年08月
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
velocraft流組立て基本編 vol.5

泥除け取付けの続きです

泥除けのクラウン裏に取り付ける為の穴を開けたところからスタート!


まずは、自作の泥除け用治具です

「治具」なんて恰好つけましたが、実際はΦ20mmの鉄棒を半分に切り、一方の鉄棒の中心にM5ネジをねじ込み、反対はM5ネジがハマる穴を開けただけの物で、そんなに精度の必要もない治具です


M5の付いている鉄棒をバイスに取り付け、クラウン裏に取り付ける穴を差します

泥除けの上から、もう一方の鉄棒を差して、ハンマーで叩いて泥除けを潰していきます

泥除けは0.6mm厚のアルミ製ですから、一発カーン!と叩けばOK



こんな感じに凹んでいればOK

もっと凹ませたい時はΦ25mmやΦ30mmの平ワッシャーを間に入れてから、叩けばそれぞれの径になりますので、調整タイヤと泥除けのクリアランスを見ながら調整してあげれば完璧

叩くと先程開けた穴の径が若干小さくなりますので、M5ボルトがスムースに通る様にテーパーリーマー等で、穴の径を調整します


市販の革パッキンを使用しても良いのですが、velocraftではゴムパッキンを自作制作しています

5mmのゴム板を用意します
ゴム板はホームセンター等で、「地震対策グッズ」等のコーナーで入手出来ると思います

丸型のパッキンを作る為にポンチを用意します
Φ25mmとΦ5mmの2個を用意しますが、コチラは革工芸用品を扱っている手芸店などでも入手出来ると思います

ポンチをゴム板に当てて、上からハンマーで叩けは切り抜けますので、道具さえ用意出来れば、制作は簡単です


左が制作したゴムパッキンで、M5ボルトと緩み止めのスプリングワッシャー、Φ20mmの平ワッシャーでフォーククラウン裏に取り付けていきます

ボルトの長さは長すぎるとFキャリアと干渉してしまいますので、適度な長さが必要なのですが、今回の場合には12~15mmの長さであればOKです
10mmですと足りませんし、20mmですと長すぎて泥除けが固定出来ません

ボルトとスプリングワッシャーは入手しやすいと思いますが、Φ20mmの平ワッシャーはあまり売っているところが多く無いので、velocraftでも販売しています

平ワッシャーは通常M5用ですと外径がΦ12mmなのですが、径が小さいと泥除けに食い込んでしまい、泥除けの取付け位置のズレが大きくなってしまいますから、なるべく使用しない方が良いと思います
伝統的なギザワッシャー(菊座)でも同様ですが、伝統的なスタイルを好まれる方は、あえて使用する場合もあります

その際には、ゴムパッキンの厚みを薄くして取り付けた方が食い込みが少なく良いと思います
同じくボルトも今回はどこにでもある様なステンレスのキャップボルトですが、ボルトもマイナスネジのメッキ仕様なんて方が本当は恰好良いですよね


準備が整ったら、泥除けを取付けます


大体の場合、泥除けのアール中心がハブ軸をズレテしまうので、前端部分が狭く、後端部分が広くセットされてしまいます


一旦ホイールを外してから、泥除けをあおり前端後端の位置が均一になる様に泥除けを変形させます

その状態でクラウン周辺のタイヤと泥除けのクリアランスを確認しておきます


クラウン周辺のクリアランスと同等になる様に泥除けを変形させていきます

基本は泥除け幅を狭くすると泥除けのアールが広がり、幅を広くするとアールが狭くなります

クラウン周辺とその他全ての箇所のクリアランスが均一にあればOKです

今後キャリアと泥除けを取付けますし、ステーも取り付けますので、この時点で多少狂っていても他所の取付けでどうにかなりますが、より良い状態を長く保つ為にでも、現時点で泥除けのアール調整とクリアランス調整を完璧にしておくことをお勧めします

この状態で前泥除けの7割程度は完成です
この後はキャリアへの取付けとステー取付けですが、次回に続きます・・・

velocraft流組立て基本編 vol.4

フレーム処理とホイールが出来上がったら、次は泥除けの取付けを開始します

ツーリングバイク以外の自転車では泥除けは自転車の一部では無く、後付けのアクセサリーという位置づけですが、ツーリングバイクでは基本装備のひとつとして、キャリア同様に重要部品となります

フレーム形状とホイールサイズで取付けが出来る泥除けが決まりますから、ある意味ではフレームの一部という考え方でも良いと思います


泥除け本体は本所工研H50-26Nを使用します

51mm幅のかまぼこ型(半円形)のプレーンなタイプで、650x38Aとは非常に相性の良い泥除け

「650b」とラベルに記載がありますが、650B専用という訳では無く650x35~42B・650x35~38A・700x32~35C・26x1.5~1.75HEでも使用可能です

泥除けのアールは355mmで制作されているので、どのタイヤサイズを使用するかで、泥除けをアオッたりシボッたりして微調整する必要はあります

お客様から「前後泥除けのどっちを最初に取り付けるか?」とのご質問を多く頂きます

作業し慣れていればどちらからでも構わないのですが、基本は「クリアランス調整がしにくい方から取り付ける」

キャリアやフレームの形状等で、調整がしにくい方を最初に付けておけば、後からの方は最初に付けた泥除けと同じクリアランスに調整しながら取り付ければ良いと思います

今回の場合は、リアは泥除けだけを付けますが、フロントはキャリアを装備するので、フロント側から取り付ける事にします

前回確認したタイヤとフレームのクリアランスはフロント20mm・リア23mm

ということで、泥除け取付けに必要なパッキンの厚みを計算しておきます

フロントは、5mmのゴムパッキンを使用し、ネジで潰れると3mm厚になり、泥除けの取付け部を2mm程潰して、泥除けがフレームから1mm下に付く様にします
リアは3mm厚の革パッキンを2枚使用し、ネジで潰れると6mmが4mm厚になり、泥除けがフレームから4mm下に付く様にします

これで、前後泥除けとタイヤのクリアランスが均一になります
この計算が最初に出来るかどうかで仕上がりに大きな差が出てくると思いますが、ある程度の泥除け取付けの数と泥除けの形状の理解が難しいところだと思います

付けながら徐々に決めていこうとするとどうしても作業中に迷いが出てしまい、迷っていると作業時間が掛かり、集中力が無くなり、出来上がりにムラが出てしまうということが多いと思います

それではフロントから取り付けていきましょう


まずは、泥除けを仮当てして全体の雰囲気を見ておきます
必ずしなくてはならない作業ではありませんが、チェックをすることは悪いことではありません


Wレバー台座に輪ゴムを取付けます


輪ゴムの間に泥除けをさせば、手を離しても落ちる事が無いので、泥除けの角度チェックがしやすくなります


簡易的な取付けの場合には、前端部の長さは気にせずに後端部の位置で泥除けの取付け位置を決定します

基本は後端部が地上高14cmになる様にします

フロント泥除けで、最も重要な部分は後端部です
少しでも長い方が脚(靴)の汚れ方・濡れ方が少なくなります
しかし、長すぎると段差で地面と泥除けがヒットしてしまいます

経験則ですが、通常使用で当たらないギリギリのラインが地上高13cm
若干の余裕を持って14cmとしています


位置が決まったら、クラウン下の取付け部(隠しネジ)に油性インキで印を付けておきます


一旦泥除けをフレーム側から離して、キリの様な物で、穴を開ける箇所に印を付けます


直径1mm程度の穴を開けたら、ドリルやボール盤等を使用してΦ5mmの穴を開けていきます


ドリル等の電動工具を使用しなくても、細みのテーパーリーマーで穴を広げることも出来ます

但し、この方法ですとバリが多くでますので、ヤスリやプライヤーを使用してバリ取り作業をする必要が多くなりますので、ご注意ください


取付けに使用するM5ネジが通る様になるまで広げればOKです

これで、フロント泥除けの取付け位置が決定しました

泥除け取付けはまだまだ始まったばかり
続きます・・・

B&M シートステー用ダイナモ台座

シートステーにダイナモ用台座を取付ける加工は、オーダーフレームの世界では一般的にあります
しかし、マスプロ車でダイナモ台座が標準装備されているのは、現行品ではDAVOS603が唯一のフレームだと思います

ダイナモ台座が付いていないフレームに後付けでダイナモ台座を取り付ける為のB&M社のバンド式ダイナモ台座が再入荷致しました

アルミ削り出しで無骨なデザインですが、Φ14~22mmまでの丸パイプに取り付けることが出来ますので、ツーリングバイクだけでなく様々なフレームに対応しています

ハブダイナモでライトOFF時の抵抗が気になる方、コストを下げたダイナモ化をしたい方にオススメ致します

【価格】¥1,900-(税抜)

・・・しかし!!!
現行品で、リムドライブのダイナモは現在日本に輸入されておらず、基本は古物に頼らざる得ない状況です(涙)

どうにかリムドライブ式のダイナモが現行品でどうにかならないか検討中ですが、今のところはvelocraftで対応出来るダイナモはございませんので、ご了承ください