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velocraft流 ケルビム・スポルティフ作り(前編)

お客様からご依頼頂いておりましたケルビム製スポルティフフレームが本日入荷しましたので、本ブログで組み立て過程をご紹介したいと思います

今まで、TOEIを始め数々のツーリングバイクやロードバイクを所有してきたベテランのオーナー様ですので、コンセプトがハッキリしています

ケルビムらしい現代的な機能とフランスツーリングバイクの伝統を融合させたスポルティフ

今までvelocraftでは現代の機能を持ったうえで、どこまで伝統の様式美に迫れるか?という制作ばかりしてきたので、かなり難易度高めです

すでに、2年前にフレームの設計や取り付けパーツは決まっていますので、後は組み立てるだけなのですが、どんなシルエットのスポルティフになるのか、チョッピリ心配です(汗)


ホイールは既に仕上がっています
カンパのレコードハブのブラックカラーにアンブロッシオ時代のハードアルマイトリムを組み合わせて、タイヤはコンチネンタルのオールブラックカラーを採用しています

銀輪ばかりを見慣れているので精悍な印象を強く受けますね


まずはお約束のフレーム下処理からスタート

ヘッドは内側を見ると、塗装後のリーミングをした形跡があるので、殆ど制度は出ていましたが、フェイシングがなされていなかったので、念の為削っておきました
写真はありませんが下玉押しのクラウンも同様で塗装を剥ぐ程度ではありましたが、処理をしてあります


BBもタッピングはされていましたので、フェイシングのみ作業をしています

フレーム制作時にはどんなBBを使用するのか解りませんので、フェイシングをしてからフレームが納品されることはありません

BBに合わせてアッセンブル時に作業するのが一般的です
ユーザーがフレームから組み立てる際に、この辺が敷居が高い部分ですね
工具だけでも数十万円の費用が掛かりますし、作業をするしないで仕上がりに大きな差が出るポイントだと思います


フェイシングが終了した後の写真ですが、大槻は1周全てを完璧に削るのでは無く、若干塗装が残っている状態で終える様にしています

僅かな塗装残りでしたら、BB装着時のワン変形はほぼありませんし、なるべくBBシェルを削り取りたく無い為です

ココも作業者の考え方が大きく出てくるところですね
「ちゃんと削ってないじゃん」と言われそうですが、ワザとなんです・・・


もっと後からの作業でも良いのですが、今回はBBを先に取り付けました(特に理由はありません)
BB周辺はカンパを取り付けるので、作業自体は説明書通りに行えばOK

特別なテクニックもコツもありません
説明書の指示に従うのが最も部品の性能が発揮されると信じています
勿論指定トルクも重要ですから、トルクレンチは必須アイテムです


フレームの下処理が終わったら次はブレーキアーチの取付けです
写真の様にアーチはGC450の新型を直付けで装着します

リアブレーキは単純に取付けをするだけですが、リターンスプリングは左右均等になり、ブレーキの引きが軽くなる様に調整しています

長年センタープルブレーキの作業をしているおかげで、最近はバネの調整は手の感覚でほぼ解る様になってきました

「このブレーキアーチにこのブレーキレバーでこのワイヤーだと、バネのテンションはコンナ感じ」
っというイメージです

文章に出来ない感覚ですので伝えられないのですが、100台位センタープルブレーキの自転車を組み立てれば、誰でも解るレベルだと思います(笑)


次はフロントブレーキです
写真はブレーキ台座のアップですが、GC450用の短いタイプでは無く、GC610用の長いタイプを使用しています
理由は勿論フロントキャリアを取り付ける為ですので、もしキャリアを取付けないなら短い台座にします

台座自体はダイアコンペから販売されている物を使用していますが、何故か左右逆に付いています
リターンスプリングを取り付ければ、全く見えないですし、機能上の問題もありませんので、このまま進めます

スプリングの受けの為の穴は元々ははめ込み式にする様になっていますが、高額なケルビムですから、そんな雑な仕上げではオーナー様に申し訳ないですし似合わないので、スプリングを直付けする様に指示していました


ブレーキを取付けるとブレーキ台座が飛び出ています
勿論、そのままではいけませんので、予め制作しておいたスペーサーを装着します


予定通り、ピッタリとブレーキ本体と台座の面位置が揃いました
これで、キャリアを装着することが出来そうです・・・が!!!!

ちょっとしたトラブルが発覚しました

左側の台座が適正と比べて僅かに短く、左ブレーキが動きません

「え~!!」と思われるかもしれませんが、ハンドメイドフレームでは良くあることなので、慌てずに修正していきます


ココで万能工具(笑)ヤスリの登場です
台座の根本を削って、ブレーキの入る部分を長く調整します

ほんの僅かな調整なので、塗装を落とす程度で充分でした


見事にピッタリとブレーキが装着出来ました

リアと同様にリターンスプリングを調整して、適度なブレーキタッチになる様にバネの反発力を弱めます

リアに比べて、ワイヤーの短いフロントはバネの強さをリアと同じにしてしまうと、前後のバランスが崩れますので、若干リアに比べてバネを強く設定するのが、コツですネ


後は、キャリアを取付ければOKです

ケルビムはキャリアを制作することが出来ませんので、ケルビムだけでは恰好良いツーリングバイクを作ることは出来ません

今回のキャリアはvelocraftの協力工房で別途制作してもらいました
(工房名は伏せさせてください)

ライト用のダボも無く、天板は枠のみで、真ん中のステーも無い非常にシンプルな形状にしています
これはオーナー様の意向で、指示をしていますので、付け忘れた訳ではありません

取付けボルトはアーレンキ―止めでは恰好悪いので、東叡社の天丸ボルトを使用しています

しかも今回のキャリアは、オーナー様が工房制作時の仕上げが気に入らずに、ご自身で更に磨き上げた特別仕様となっています

フレーム制作にオーナー自らが参加することで、より愛着を持てる1台になるのではないでしょうか?

とりあえず、本日の作業は終了 作業自体は2日間あれば仕上がると思いますが、他の作業もあるので、組立時間は1週間程度になると思います

続きます・・・

2015DAHON DASHアルテナ

メーカーによっては、そろそろ2017年モデルの声が聞こえ始める時期ですが、今回2015年モデルのDAHON DASHアルテナ Msize アイスブルーが入荷致しました

カラーリング以外は基本2016モデルと同じ仕様となっており、シマノ・SORAの9Sドライブでフロントはダブルギアとなっております

2015年時は、カラーリングの影響か女性人気が高いモデルで、折り畳みは殆どしないミニベロ的な使用目的の方が多く、451サイズの大き目ホイールと相俟って小回りの効くスピーディーなフォールディングバイクとなっております

勿論メーカー在庫も、もうありませんので、現品のみの超特価でのご用意となります

Msizeは160cm台の身長の方に適しております

【価格】¥142,000→¥99,400-(税抜・30%OFF)

※2016モデルのDASHアルテナMsize ブラウンの在庫もございます

6月定休日

いつもvelocraftをご愛顧頂き有難うございます

最近は火水木と定休を頂いており、休みが多くお客様には大変ご迷惑をお掛けしております
申し訳ございます
6月は人員配置を見直し、若干ですが営業日を増やすことが出来そうです

6月の定休日をご案内申し上げます

・6月1日(水)
・6月7日(火)&8日(水)&9日(木)
・6月14日(火)&15日(水)
・6月21日(火)&22日(水)&23日(木)
・6月28日(火)&29日(水)
※2日はアシスタントスタッフのみの営業となります(大槻不在)

2日を除き、営業日は終日大槻がご対応させて頂きます

ご来店お待ちしております

velocraft 大槻