2017年04月
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中谷 棒ピラー

トラディショナルなツーリングバイクを作るうえで、足りない部品のひとつにヤグラの付いていないシートピラー(棒ピラー・スコヤ)が挙げられると思います

バネ付きでレールが2~3本になっていたり、イデアル等の軽合板ベースサドルは、一般的なシートピラーでは取り付けることが出来ない為、専用のヤグラを用いてΦ22.2mmの丸棒に固定します

現行の部品では関係無い様に感じるかもしれませんが、一部のBROOKSでは未だにこのタイプのシートピラーが必要になります

しかし、全然商品が無いんですよね

velocraftでは唯一中谷金属工業のΦ27.2mmx300mmアルミ製を在庫しています

実際の商品はシティサイクル用として販売されている物ですので、安価ですが仕上げはそれなりですし、他サイズの生産もありません

その他サイズについては、東叡社などフレームオーダーと同時なら制作することは可能ですが、単品の購入は承れませんのでご容赦ください

【価格】¥1,200-(税抜)

カンパニョーロ ポテンツァ

カンパニョーロの新作コンポーネント「ポテンツァ」をお客様のご注文で初めて組み立ててみました

ポテンツァはアテナの換わりにリア11Sコンポーネントとして発売されましたので、アテナは生産終了・velocraftの在庫も終了致しました

最近では最も販売数の多いコンポーネントであったアテナが終了してしまったのは、なんとも残念ではありますが、シフトのシステムが一世代前から変わっておらず、上位グレードのコーラスやレコードとの互換性が無かったので、生産終了だろうな・・・という予感はしていました

※オーダーフレームをご注文のお客様で未納分のアテナは、お取り置きしてありますので、ご注文済みのお客様はご安心くださいませ
※カンパニョーロ伊には、アテナの在庫も多少ある様ですので、フルセット揃うかどうかは未確定ですが、ご入用のパーツが有る方はご相談くださいませ

デザインは上位グレードと同じ様な形状となり、リアディレーラーの調整ボルトは+ネジからアーレンタイプのイモネジに変更される、エルゴパワーの取付け工具がトルクスから5mmアーレンキに変更されるなど、使用工具の違いが若干ありますが、「フロント変速スピードがコーラス並みに速くなったかな?」という程度で使用感の違いはあまり感じられませんでした

エルゴパワーのブラケットフードの形状が変わり、アテナのフワッとした握り心地からシッカリとした握り心地になった気がします

実用上のデメリットは無く、価格もアテナに比べて抑えられていますので、コストパフォーマンスを含めた機能性は素晴らしいと思います

しかし、アルミシルバーメインのカラーがあったアテナでしたが、ポテンツァはシルバーとブラックが半々位のデザインが「シルバー」として販売されるので、大槻としてはデザイン的にイマイチ「ピンッ」ときません・・・

デザインやカラーリングはカンパニョーロ・ポテンツァのページでご確認ください

決して悪くは無いと思いますが、キレイにアッセンブルするのに他部品との整合性が難しそう
ブラック基調ですから、特にブラウン系のサドルやバーテープにする場合や、アウターワイヤー・トーストラップのカラーリングで上手く調整する必要がありそうですし・・・(モヤモヤ)

暫くは悩みますので、velocraft店頭での展示はしません
何か良いアイデアが浮かんだら展示するかもしれません(笑)

最近はシマノのコンポーネントの販売もメッキリ無くなりましたので、しばらくはカンパニョーロ・ヴェローチェとマイクロシフトをお勧めすることになります

velocraft流 ケルビム・スポルティフ作り(後編)

前回、ブラケットフードをちぎってしまい作業が中断してしまいましたが、大至急で代替え品を用意しました

今回こそは壊さない様に丁寧・慎重・確実にブラケットカバーを装着していきます


ハンドル・ステム・エルゴパワーを装着したら、ワイヤー類を通していきます

今回アウターワイヤーは日泉のクリアタイプを使用しています
最近新発売されたシフト用も同じタイプですが、ブレーキアウターと同じ形状でΦ4mmとシマノやカンパニョーロのシフトアウターと同径になっています

シフト調整が確実に出来る様に固めに作られている純正品に比べて、しなやかなアウターですので、テンションが掛かった時の縮みが気になりましたが、シフト時のレスポンスは1テンポ遅くなるものの、ほぼ問題無く11S変速してくれました

ブレーキも今回のフレームのリア内蔵は、フルアウター形式(トップチューブに穴が開いているだけで、加工が簡単で軽量)ですので、ブレーキのタッチはグニュッとして悪いのですが、実用上の問題はありません

この辺は、加工のしやすさ・見た目・性能で判断していきます
「こういう使い方なら、性能重視」「このオーナーなら多少性能を犠牲にしても、このワイヤーを使おう」「このフレームビルダーなら、こういう加工をして貰おう」など、検討する必要があります


フレームはシンプルにシフトアウターは割入りのアウター受けを装着していますので、アジャスト機能がありません

リアディレーラーにはアジャスト機能が付いていますが、フロントは別にアジャスターを取り付ける必要があります

その為、フロント側のみインラインアジャスターを取り付けています
様々なメーカーから発売されていますが、今回はカンパニョーロにしています


シフトブレーキを調整したら、余分なインナーワイヤーはカットします
勿論そのままでは解れてしまいますから、端部を処理しなくてはいけません
通常はインナーキャップをカシメて処理しますが、今回はハンダ止めにしています

リアディレーラー側やブレーキはライダーの体に接触する可能性が低いので、スッキリ見せる為にワイヤーが太くならない様に、何も付いていないかの様に見せます

フロントディレーラー側は脚に近い部分でもありますので、先端が尖っていると怪我をする可能性がありますので、端部にハンダを盛り水滴型にしておきます


バーテープは今は亡きフジトシの革テープをお持込されたので、普通に巻いておきます

その他サドルやシートピラーもお持込品を取り付けて・・・


完成!!!!

如何でしょうか?

フレームや組立て方法はトラディショナルにし、コンポーネント系でモダンに仕上がっています

フレームカラーや他パーツに比べて、バーテープの色が明るすぎますが、フジトシのバーテープは無塗装ですので、使用していくほどに色が濃くなり、最終的にはサドルのブラウンと同程度になるはずです

組立はこれで終了ですが、自転車の完成はオーナー様が時間を掛けてジックリと時を刻みながら仕上げていきます

どうぞ、良い旅を・・・

【参考価格】
フレーム&フォーク 約30万円(旧価格・現在は値上げされております)
Fキャリア 約2万円